抹茶白玉庵

観たものや読んだものの記録。

卵のふわふわ

時は江戸時代。のぶは婚家で舅からも姑からも大事にされているが、夫の正一郎からだけは疎まれている。自分に子ができないせいだと責め、ついには離縁を決意。食べ物の好き嫌いが多いのぶだけど、食道楽の舅にだけは心を開く事ができていた。その舅がまさかの失踪。事件をきっかけに離れてしまった夫婦がお互いを見つめ直すことに。。

滅多に小説を再読することないんですが、この本はほんわりやんわりと人の心を鷲掴みにしてくれるのでついつい手が伸びてしまいます。宇江佐真理さんは豊作な方ですけど、当たり外れがあるというか(失礼)、でもどの作品を読んでも私はやっぱりこれが一番好きです。

こういう昔の生活を見てみると、本当に家を守るってこりゃ大変だと思わずにはいられない。ご先祖様を守ったり、家名を継いだり、電気・ガスなしの家事って、それはそれは家を守る女の人一日中仕事だわーと。ストレス社会とか言われるけど、今は色々と楽させてもらってる時代だなとも思ったり。でも当時はそれで不便とか思わなかったんでしょうねぇ。きっと今の時代も100年後からしたら不便だったのかしらんとか言われるのかな。