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抹茶白玉庵

観たものや読んだものの記録。

姫は、三十一

姫は、三十一 (7) (角川文庫)

姫は、三十一 (7) (角川文庫)

平戸藩藩主の娘静湖はややぽっちゃりで酒豪だけど、家柄よし、器量よし、性格よしなのに何の運命か求婚者が次々と不慮の死を遂げていったため、もはや誰も求婚しなくなった。とうとう三十一歳になった静湖姫は三十一文字で完成される和歌を習うことに。かねてより懸念していた労働に目覚め、静湖姫は謎解きを謝礼金つきで引き受ける。行きつけのおかまの飲み屋*1でモテモテになると予言されて、本当にモテてしまい様々な職業や身分の男性から恋されるように・・・?

全7巻。「妻は、くノ一」シリーズの織江の異母姉というスピンオフなんですが、風野さんの作品の中で一番のお気に入り。男性作家にありがちなヒロイン「才知に富んで、美貌もありスタイルよくかつ夜のほうも得意」みたいなサイボーグかっていう女ではなく、等身大の女性像です。持ち前のおおらかさとユーモアで周りの人たちを魅了していくのはモテ期ではなく、お姫様自身の魅力。でも微妙なお年頃*2ゆえの悩みもあり、モテても嫌味がありません。

脇役キャラもみんないい味出してます。「妻は、くノ一」シリーズでもそうだったけど、主人公の親友がまたぶっ飛んだキャラ。白玉的にはヒョロヒョロと日陰で育ったような頼りない付き人岡田が実は剣の達人っていうのがツボで大本命なんですが、さて静湖姫が最後に選ぶお相手は。。?

*1:白玉も行きたい

*2:というか当時だと悲惨なんでしょうね